10月 19, 2013

juvenile sins

Posted in nomean @ 11:42 by R_tungsten

juvenile

 手を繋ぐ
 輪になる

 想起されるのは恐怖である
 手を離した者が即座に判明する
 そう言うシステムを平気な顔で教え込む

 それは吐き気がするほど
 異常な事だ

 ―juvenile sins

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9月 17, 2013

「re-verse」をPDF化しましたよ

Posted in nomean, scrible tagged @ 12:35 by R_tungsten

浮遊都市「MACHIDA」

 予告通り、「Verse」内でぽへっと置いてあったわたくしのブック「re-verse」をPDF化してみたので、堂々と公開してみる。
 「ブック作るけど、テキストいる?」って訊いた結果がこれだよ!プリントが終わった後、順番を決めてからノリノリで書いてみましたが、途中で読み返したら、暗黒で震えた……。黒歴史にしておきます。

 閲覧は↓からどうぞ。長文が苦手な方にはオススメしません。
re-verse

 ところで、プリントとスキャンを見比べてみたら、やはりというかなんというか……全然印象が違うのですよね。プリントは展示まで足を運んでくださった方のみが見れた特典、と言う事で。ついでに、Tint出張版も中に入れてみましたが、こっちも足を運んでくれた方への特典と言う事で、上記PDFには載せておりません。

 まぁ……テキストはほどほどにしておけよ、と言う悪い見本のつもりで書いたのですが……これはこれで突き詰めたら面白いのかも?キャラクターを勘違いされそうですが(笑)。

9月 1, 2012

歳を重ねて思うこと

Posted in nomean tagged , , @ 20:19 by R_tungsten

jinx

 僕が大好きな人が
 僕と同じぐらい自分のことを
 大好きで居てくれているのか
 そんなことがずっと
 気にかかっているのです

8月 26, 2012

空撮するように

Posted in nomean tagged @ 13:08 by R_tungsten

coffin of time

 何故こんなにも重くなっていくのか
 身体も心も余分な物を蓄積して肥大していく
 何か守りたい物でもあるのだろうか
 それとも成長を超過した分を廃棄し損ねただけだろうか

 常に空撮するように生きていたい
 地上1m程度を低空飛行していくんだ
 レリーズをトリガーに
 エルロンとラダーで旋回して
 照準を合わせるように
 撃ち落すように

5月 10, 2012

Sogno

Posted in nomean tagged , , @ 13:05 by R_tungsten

muggle

「何度も同じ夢を見るんです」

『どんな夢?』

「誰かが、助けを求めて、手を伸ばしているんです」

『それで、君はその手を握ろうとするわけだ』

「そうです。けれどどうしても」

『どうしても届かない?』

「いいえ。どうしても握りつぶしてしまうのです」

3月 20, 2012

gula

Posted in nomean tagged , , @ 14:40 by R_tungsten

pigeons

「ここに写っているのはなんですか?」

『わかりません』

「何故撮ったのですか?」

『わかりませんわかりません。
 強いて言うなら、私の網膜と胃粘膜がソレを渇望していたのです』

「それで貴方は満足しましたか?」

『わかりませんわかりませんわかりません。
 しかし私の愛しい冷蔵庫の中の贖罪たちは、カラッポになりました』

2月 9, 2012

Hasselbladへ宛てたラブレター

Posted in nomean, scrible tagged , , , @ 12:59 by R_tungsten

ciphered communication 04

 拝啓 親愛なるHasselblad 500C/M様

 私は貴方が好きです。
 貴方を介して見た世界は、肉眼で見る世界より美しい。だから、貴方は私の世界を美しいものに変えてくれる。貴方の視神経は私の矮小な網膜よりも遥かに大きい。私は貴方を通して、貴方の見る世界をもっと見てみたい、そう思う。きっとずっとそう思い続ける。

 私は貴方が好きです。
 シンプルで優美な曲線を描く身体。貴方は本来、固く冷たく重いだけの密室をその中に隠している。その身体に触れるたび、私の心拍は加速する。いつでも新しい温度で、貴方は私を目醒めさせる。そして、私は貴方を胸に抱く。貴方に私の体温を分け与える。貴方は私の心臓になる。私は貴方の手足になる。なんて素晴らしい相互所有関係。
 私が貴方を抱くと安心するように、貴方にも私に抱かれて安心して欲しいと、そう願う。

noone use it

 私は貴方が好きです。
 貴方に出会って、何度貴方だけそこに居れば私の世界は充足すると思っただろう。なんど貴方以外の全てを手放そうと考えただろう。そしてこれから何度そう感じるだろう。連れ出すのに重さ、大きさは関係ない。そこに愛さえあれば、貴方はいつだって私の傍に居る。私の腕の中に居る。

 どうか願わくば、私が息絶えるその日まで、貴方が私と共にあらんことを。

1月 13, 2012

morgue in darkbox

Posted in nomean tagged @ 13:10 by R_tungsten

too late

巻き上げる。キリキリという音が心音を加速させる。
明るさは一定。1/250、F5.6。
頭蓋骨の裏側にはイメージ。早く出してくれとノックしている。
ファインダー。風景をトリミング。既に宙に浮かんでいたフレームに合わせる。
フォーカス。ヘリコイドのぬるりとした感触。指先は脈打っている。
最後の呼吸。吐くタイミング。
レリーズ。
切り取った景色に興味はない。視線は次の景色を探している。
何かを殺してしまったイメージ。
流れるように動いていたものを止めてしまったのだから当然か。

景色は数瞬ごとに死んでいる。暗箱の中には屍骸が積み上がっていく。

ふと。
死臭を嗅いだ気がした。

11月 16, 2011

酔歩

Posted in nomean tagged @ 12:41 by R_tungsten

Night XPT

 指先が幽かに凍える音が聞こえる

  ちりんちりんちりん

 冷えたアスファルトが踏みにじられる

  ちりんちりんちりん

 心の焦げ付く音

  ちりんちりんちりん

 巻紙は今宵も燃えては涙を流す

  ちりんちりんちりん

10月 30, 2011

あの日の空の話

Posted in nomean tagged , @ 07:53 by R_tungsten

pigeon?

 絶望して見上げた空は美しかった

 あらゆる価値を否定して尚

 そこには自動的な価値が存在した

 刻まれてしまったあの空を脳から吐き出したくて

 今日もレリーズは押し込まれる

 何度でも吐瀉を繰り返す

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