11月 5, 2013

単体露出計導入記

Posted in scrible tagged , , @ 12:22 by R_tungsten

concentrated lines

 最近、勘露出の精度が微妙に狂って来たのか、元々大したことないのか、3、4コマ連続で2~3段ぐらいオーバーになる事が増えたのである。確かにオーバーならネガの場合はなんとか救える事が多いのだが、ちょっと勿体無いのではないか?と言う気分になってきたのである。勘で撮るのは時々失敗出来るのもメリットだろう、とは思うけれど、程度と言うものがある。あんまり濃いネガだと、露光時間を長くしないと焼けないし、焼いてもイマイチすっきりとプリント出来ない。

 と言うわけで、遅ればせながら単体露出計を導入する事にした。勘露出を始めておおよそ3年経ってようやく、なのがなんともお恥ずかしい限りなのだが。

 ところで、なんでオーバーに外す事が多いのか、と言うと、これはもうただの臆病風である。「F8、1/125ぐらいかな……い、いやオーバーなら後で何とか出来るから、とりあえずF5.6にしておくか」みたいに、外すわけである。ついでに、夜景撮りや室内撮りが多いので、実は晴れた日の日中の露出が良く分からない、と言うのもある。
 それでも思いきり連続して外す事はそんなになかったのだが、よくよく考えると、最近は同じロケーションで数枚連続で撮る状況(※街頭スナップ)が多かったので、「前のコマがこの露出なら、このコマはこの露出」と考えて撮ると、一度外せば連続して外す事になるのだな、うへえ、と言う結論に至った。

 単体露出計と言えば、SEKONICの「スタジオデラックス」がカッコイイや!電池も要らないし!と思っていた時代もあったのだが……重そうだし、追針式と言うのもなんだか迂遠な気がしてきたので、出来るだけ軽そうな、ボタン一つでピピっと測れる奴で良いや、と言う訳で、一番スタンダードで比較的軽そうなL-308Sを購入する事となった。入射光でも反射光でも測れる、優れもの!である。……大抵はそういうものらしいが。
 「化粧箱」と呼ぶのが、はばかれる程単調なデザインの箱(※業務用の電子機器とか入ってそう、と思ったら、それそのものだった)に、MADE IN PHILIPPINESと誇らしげに書かれている。外装のプラスチックとかやばいぐらいに安っぽいが、コンデジなら買えちゃうぐらい、と言うか戦前バルナックのボディが買えちゃうぐらいのお値段である。ぼったか!ぼったなのか!いっそ、測光部にオプションでスポット測光機能を付けられる奴にしちゃおうか、と思ったが、そこまで厳密に測る必要がある撮り方をしないのでやめた。
 さて、あるたんさんじゅういっさいは、この歳になって、単体露出計を使った事が一度もない。電池を入れれば使い方は適当に弄ってれば分かるだろう、と思ったら、一つも分からなかった。oh……。説明書を読んでみたら、「このボタンを押しながら、こっちのボタンを押せ」とか、「このボタンを押しながら、電源を入れろ」とか書いてあって、「やべえ!電子化が進んだ後のカメラかよ!」と謎の印象を抱いたり。……なんだろう、この文明に取り残された感。

another

 ひとまず、ISO感度を設定して(ISO感度設定ボタンを押しながらUP、DOWNボタンを押すのである!どーん。)、測光ボタンを押せば、シャッタースピード優先で、露出が分かるらしい、という事が分かった。はて、なんでシャッタースピード優先?絞り優先はないの?と思ったら、親切にも()EV値を教えてくれるモードはあった。…………こう言う物なのですね?とは言えスナップならシャッター優先でとりあえずOKである。あとは適当に使えそうな絞りになるよう、UP、DOWNすれば良いワケである。

 日中のスナップでは、撮りそうな場所に入ったら、一度その場の入射光を測定して、あとは被写体が自分が立っている場所から相対的に日陰になるのか日向にあるのか判断しながら適当に調節して撮れば、露出が揃う道理である。うっかり自分が日向に居るのに、その場の入射光を測って、日陰にレンズを向けると、当然アンダーになる、と言うか撮り終わったネガを確認したらそんな事してた。TTLに慣れてる、とはそう言う事であるのだろう。

赤いハイブリッド?

 しかし、いざ使ってみると、思ったより便利なもんである。室内でもちょろっと1回測れば、安心して撮れる。「これではアンダーかなぁ?しかしオーバーに振り過ぎたくないなぁ」なんて心配しないで良い。「この辺なら、まぁ何かしら写るじゃろ」と言う心の余裕が出来る。単体露出計様様である。

ピザおじさん
※日が落ちかけてます

 当たり前の話だが、暗くなろうが日が落ちようが、自分が立っている場所で1回入射光を測れば、そこからの相対値を想像するだけで、それなりに適正である。夜になっても街灯が比較的多めに灯っている場所なら、その場を測るだけでほぼそのまま適正値、で良いっぽい。液晶やネオン、極端な照度の室内照明に向かってカメラを構える場合には、当然こちら側が昼間で言うところの「日陰」になるので、多少マイナス側に脳内補正しておく必要はある。
 しかし何と言うか、室内や夜は、TTL測光よりも使えそうな印象である。これは捗りそうである。シャッタースピードが1/15とかになるけど!

 その日は2本撮って、帰ってから現像してみたが、それなりにきちんと濃度の揃ったネガになっていた。良いぞ!単体露出計、案外使える子だ!と言う訳でしばらく持ち歩いてみます。勘の答え合わせにもしばしば使えるし、精度を調整するには良い習慣かも。

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2件のコメント »

  1. MoBlue said,

    3枚目がいいですねー
    味が有りますね〜

    • R_tungsten said,

      なかなか面白い写真になりました。
      「赤いハイブリッド」がちょっと邪魔ですけどねー。


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