8月 11, 2013

感度分の16の話

Posted in scrible tagged , , @ 09:08 by R_tungsten

waiting time

 「感度分の16」と言う経験則がある。世界中どこでも、「日中、快晴時の露出はシャッタースピードを感度分の一にして、絞りをF16にすれば大体適正露出」と言う事である。例えばISO400のフィルムを入れていたら、シャッタースピード1/400(普通ないから1/500)、F16(1/500なら半段開く)に設定すれば大体OKと言う事になる。これを元に、日陰やうす曇りなら2段+、曇りや夕方なら3段+、室内なら5段+と言うように、その場の明るさに応じて露出を変化させていけば大体適正になる。
 要するに快晴時の露出の数値を一定と考えて、そこからの明暗差で大体のところを決めてしまおう、と言う相対光感の一種である、とも言える。
 頭の中で計算するのがめんどくさいや、と言う場合には上記の経験則を元に作られた「ゼノガイド」という物がある。日本語では露出計算尺などと呼ぶ。こいつは一点で固定された金属板や紙で出来ており、一部をくるくる回しながら今居る状況を設定すると、適正な露出の組み合わせを教えてくれるようになっている。iPhoneのアプリでもあるので、弄ってみると面白い。


stationar underpass
 
 「感度分の16」は、露出計がない時、日中屋外で撮影する際には強力な道具となる。なにせ目に入った光の量を類推して露出を決める、と言うことをしないで良い。快晴時を仮定して、そこから大体何段ぐらいアンダーなのかな?と考えるだけで良い。一つの指針が常に示されているので、迷わないで済む。
 一方、暗い室内、日が暮れた後、画面内の反射率が極端である場合には、露出の判断が難しくなる。また、日中屋外においても、「画面のこの部分を最終的に何段アンダーにするぞ」と言うような、ゾーンシステム的な考え方を適応するのが難しくなる。とは言え、そんな場面では素直に露出計を使えよ、と言う事になるのだろう。

浮遊都市「MACHIDA」

 ところで、晴天時F16まで絞り込んでシャッタースピードを考えるのが習慣になると、絞り込んだ写真を多く撮る傾向になりそうである。好みの問題だけれど、開放付近を多用するより、そっちの方がボケに頼らない写真を考えるようになって好ましいんじゃないかなぁとか思ったり。
 感度分の16は日中の経験則だけれど、夜になったら個人的経験則の「400、30、4」を使う。人工灯が画面の半分以上を占める場合には、ISO400、1/30、F4で大体OKである。あとは光量ではなく画面に占める光源の割合で適当に絞ったりすればなんとかなるように思う。

 ちなみにわたくし、勘露出を始めてしばらくしてからこの「感度分の16」に出会ったので、計算するのが面倒になると、目に入った光の量を類推していきなり露出値を決める、変なクセがついております……。当たれば良いけど、たぶん計算した方が確実よね。

【参考記事】
「勘露出を始めよう」
「暗いところで写真を撮る話」

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