6月 23, 2013

余白の話

Posted in scrible tagged , @ 12:30 by R_tungsten

under the dome

 チェーンのDPE店で同プリをお願いすると、大抵はフチなしでプリントされるのだが、例えば自分で引き伸ばし機を使ってえいやっと焼くと、普通「白フチ」と言うのが出来る。印画紙の四辺をイーゼルの羽で隠すので、そこんとこは露光されずに白いフチになるわけだ。話はちょっと逸れるが、フィルムホルダをヤスリでゴリゴリ削ったり、そもそもホルダの穴よりコマが小さいときに、イーゼルよりもあえて小さいサイズで焼くと、光がズバッと印画紙に当たって真っ黒なフチ(と、その外側に白フチ)が出来る。これは「黒フチ」と呼ぶ。イーゼルでトリミングしてませんよ、ノートリですよ、と言う主張をしたかったり、あるいは黒フチそのものを一つのデザインとして取り入れたいときなどにはそうする。が、あんまりやらない。

 今回は「白フチ」、プリントの余白のお話。

 ところで印画紙には六切だとか四切だとか、はたまた半紙だとか、色々とサイズがあるわけである。縦横比も微妙にバラバラである。じゃあ、ここに焼き付ける為のフィルムのサイズはどうか、と言うと、これまた135(2:3)だったり6×6だったり、6×7だったりするわけである。従って、余白のサイズと言うのはカメラのフォーマットと使う印画紙のサイズの組み合わせによって異なる。
 異なる……と言うか厳密な決まりはない。一般的には印画紙に収まるサイズで最大限に大きいサイズに画面を調節して焼くはずであるが、別に大きな紙の中に小さく露光したって構わない。まぁ、もったいないんだけども。

a window

 と言うわけで、余白の大きさと言うのは人によってまちまちになったりする。とは言え、マットへ入れて、額装してしまえば、気にならない程度の差であることが多い。
 ところが、これが壁に飾ってある写真ではなく、ポートフォリオへ閉じこんであるプリント、しかも同じ人が焼いたプリント、だったりすると地味に気になる。見開きの左と右で、余白の大きさが違ったら、「何故変えたし……」と思う。
 なんとなーく、「まぁ、印画紙に収まってるし、イーゼルの羽の外にちょろっと画面出てるし、ピントも合ったし、良いか」と毎回勘でサイズを合わせると、焼いた日によって余白のサイズが違う、と言う現象が起こる。カメラによってもフィルムに露光するサイズは、例え同じ135であっても、微妙に違うので、違うカメラを使って撮ったフィルムを焼く際に、倍率を変えずに、適当にイーゼルの羽を動かして調節すると、やはり余白のサイズが変わる。
 気になります。……わたし、気になります!

 ……と言うわけで余白を常に一定にする為に、印画紙を一枚無駄にして、きちんと枠を書いておく事をオススメする。何も処理していない印画紙は、放っておくと変な模様とか浮き上がってきて恐い場合(※実体験)は、定着だけして真っ白な紙を作れば良い。そこへフィルムのフォーマットに応じた枠、例えば135なら2:3のサイズの枠を書いて、それを基準にイーゼルの羽を合わせれば、常に同じ余白で焼ける。ついでに印画紙をイーゼルに刻まれてる溝に入れる際に、左右どちらに合わせるかも毎回統一しておくと良い。ピント合わせの際にもこの紙を挟んでおけば、印画紙の厚みの分でピントがズレることも防げる。……当たり前の話なのかも知れませんが(笑)。

 余談だけれど、四隅の直角が写真毎に違うのが気になります!と言う場合は羽に三角定規を当てて、しっかりパーマセルで固定すれば良い。と言うか大抵のイーゼルは何も貼らないと直角にならない(笑)小人さんとか、魔物っぽい何かが、知らないうちに勝手に羽を動かしてしまうからである。おいでよ!暗室の闇!

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