2月 19, 2013

HEXAR RFの話

Posted in camera tagged , @ 12:03 by R_tungsten

redded love

 HEXAR RFと言うカメラがある。LeicaのMマウント互換で、今はなきKonica製である。
 Konicaと言うのはフィルムメーカーでもあったわけだが、Minoltaとの合併、カメラ事業からの撤退やなんやかやあって、今ではほとんど名前も聞かない企業であるが、至極真面目にカメラを作っていたんである。なんとなーく大衆向けばかり作っていたイメージもあるが。
 で、Konicaの前身の小西六写真工業株式会社、この「六」を取って、HEXARと言うネーミングなわけである、たぶん。
 ちなみにHEXAR RF以前に、AFのHEXARと言うカメラもあり、ちょいちょい混同されてしまうが、AFのHEXARはレンズ非交換式の高級コンパクトである。CONTAX TやTC-1やGRに紛れてまったく目立ってないが、その頃の商品である。初期には静音モードがあり、AFのクセにやたらと静かに動かすことが可能……らしい。

 今回はRFの方のHEXARのお話。

 発売年は1999年、後にミレニアムエディションなるものも出ているが、こちらはシルバーなので、個人的には普通のHEXAR RFの方が外見は好みである。1999年、と言うとちょうどLeica M6と年代が被るのだが、HEXARはかなりM6を意識した作りの様である。他のMマウント互換機(BessaとかCLEとか)は基線長がLeicaに比べて短めに設計されているのに対し、HEXARはぴったりLeicaと同じである。と言うわけで眼鏡付きも使える。
 フォルムもそこはかとなく似ているが、両端は丸くないし、右手側には微妙にグリップが盛られている。この微妙な違いを「ダサい」と取るか、「かっこいい」と取るかは個人の好みで分かれるところだろう。

confuse

 機能的には非常に先進的なカメラである。LeicaがM6でようやく「元のフォルムのまま」TTL露出計を組み込んだのに対し、HEXARは絞り優先AEを搭載。あろうことか自動巻き上げまで付けてしまっている。シャッター速度はLeicaが1/1000止まりなのに対し、なんと1/4000まで切れる。使うかどうかは知らん(笑)。ちなみに現在でも唯一、M互換で自動巻上げが出来る機種である(ライカモーターなんて知らん)。もう出ないだろう、たぶん。
 視野枠はM6と同等、28、35、50、75、90、135が表示される。当然パララックス補正付きである。

 さて、ブライトフレーム付きのRFは久しぶりである。IIIfもkievもファインダー全体でだいたい50mmと言うアバウトなファインダーだったし。ブライトフレーム付きはCANONET以来……かな。覗くと驚くほど綺麗なファインダーである。細かい事を言えば距離計が若干見にくい(薄い?個体差?)し、低倍率の所為かびみょーに視野が歪曲してブライトフレームも曲がってるけど、実用にはこんなもんだろーと思う。一応シャッタースピードが左端に表示されるが、撮ってる最中は意識しないと見えない。良く言えば邪魔にならない、悪く言えばなくてもいい感じ。あと、そこはかとなく全体が青みがかっている気もする。
 とは言え、ブライトフレームで世界を切り取っていく感覚は気持ちが良い。なかなか癖になりそうな使い心地である。

 昨今では自動巻き付きのカメラは不人気なのだが、報われない物好きの悪癖が発露したのか、個人的には好きである。「せっかくフィルムで撮るんだから手巻きが良いな!」と言うのは非常によく分かるが。あのぐりんと回す感じは気持ちが良い。遺伝子レベルで刷り込まれているんじゃないかと思う。手で巻く事で撮影のリズムも出来る。が、「時代はデジカメ主流になったから、巻き上げる必要なんてもうなくなっちゃったのに、なに自動化とかしてるの、馬鹿なの」と言う感じが、たまらなく好きになってしまったので、最近は自動巻上げの機種ばかり部屋に増えている。巻き上げレバーが付いてるのはもうF3だけだし、それもMD-4でギュンギュン巻いてるので、本当に馬鹿なのかも知れない。
 閑話休題。自動巻き上げのカメラと言うのはモーターの音が結構目立つのだが、HEXARは低めの割と品のある音になっている。一回巻き上げならズビズー、連続巻上げならズブー、と、あんまり聞いた事がない音がする。静かかと言えば、全然そんな事ないし、HEXAR AFを少しは見習えよ、とは思うが、街中で使う分には気にならない音である。

都庁直下

 ところで今回、入手した個体が、見事に最初から距離計が縦にも横にもズレていたので、修理してもらった。今でも、ケンコー・トキナーがコニミノの受託を受けてやってくれている。いつまで受けてるのか不明だが、これでしばらくは使えるかな、と思う。

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3件のコメント »

  1. Ginga said,

    ヘキサーの購入を思案して、検索で来ました。
    しかし、Mマウントでの使用目的じゃなく、旧Contaxレンズを変換して使う事が目的です。
    私も相当馬鹿ですね(^^;;

    • R_tungsten said,

      おいでませ。旧ContaxのレンズでもAEで自動巻上げだと思うとなかなか胸が熱くなりますね。
      つくりは良いカメラですし、お値段もそれなりなので、オススメだと思います。もうちょっとすると修理がなかなか出来なくなりそうで恐いのがネックですが。

  2. Ginga said,

    元々、手持ちのContaxIIが少し不安定でベッサのR2C(Contaxマウント)の購入を検討していました。
    所がうっかりEPSONのR-D1に手を出してしまい、今更Mマウントのレンズを買うのもなぁ・・・と、うっかりマウントアダプタを購入してしまいまして、この瞬間すべてのMマウントボディが検討対象になってしまったのです。
    こうなると本来のツァイス派なら、選ぶべきボディはCOSINAのツァイスイコンとなるのでしょうが、丁度そのタイミングで知人がツァイスイコンを購入してしまったのです。
    同じボディを購入して、二番煎じになるのも嫌だし、別の選択肢は何かと探ってヘキサーが候補に急浮上した次第です。
    CLやCLEに行かない所が偏屈者で御座います。


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