10月 10, 2012

ファーストオーナーの話

Posted in scrible tagged , , , @ 13:33 by R_tungsten

J and W

 ファーストオーナーとは、そのカメラを新品で最初に買った人間の事である。一般的には自分がファーストオーナーであることが多いのだろうが、フィルム写真をメインに据えると、ほとんど中古になったりする(笑)。
 ちなみに我が家で僕がファーストオーナーのカメラは、NATURA ClassicaとEOS Kissぐらいになっている。Kissは父親のお金で買って貰った物だから、実質NATURA Classicaだけ、と言う事になろうか。GakkenflexやVQ1015Eもファーストオーナーだけども。

 ファーストオーナーにのみ許された楽しみ、というものがある気がする。

 生命のようにうねる

 最たるものは「箱」である。であると勝手に思っている(笑)。
 ぴかぴかの箱。交換レンズがある場合は、これまた箱に入っている。まだ誰も触れていないシールを剥がし(※ないこともあるがw)、わくわくしながら開けると、中にはぴたりと本体が収められている。おぉ……この瞬間のなんと甘美な事か。
 特に旧時代の高級コンパクトなどは、素晴らしい。無駄に箔が押されて刻まれたボディ銘、高級な紙の匂い。ぶっちゃけ箱にこんなお金かけなくて良かったんじゃね?と思わない事もないが野暮というものだろう。
 実際TC-1やGRD2を買ったときには、箱の印象がとても強かった。まるで貴金属を手に入れてしまったみたいな、そんな感じ。とは言え、カメラは高級な機器であったので(※一部今でもそうだ)、時計や宝石と同じように箱にも高級感が要求されたのかも知れぬ。
 中古でも元箱付き、の方が人気があるのはそう言ったわくわくを、追体験できるから、だと思う。とは言え、「まだ誰も開けた事がない」と言うわけでもないので、あまりこだわりはない。結局ゴミになるだけだs……失言?

 取扱説明書、も良い。カメラの説明書なんて、実はなくても使えるが、どんなレベルのユーザーが買うのかわからないので、結構基本的なところから押さえてある、あの遠回りな感じが良い。「何を撮ろう?……うふふ」と思いながら、ゴロゴロ転げまわって取扱説明書を読み耽る、あの感じはとても懐かしい。

 ファーストオーナーの話から少し逸れるが、カタログやパンフレット、と言うのも好きである。写真が大量に印刷されて、インクの匂いが染み付いた紙のなんと甘美な事か。買えもしないのにEOS55やTC-1(※こっちは結局買った)のパンフレットを部屋のベッドの上で、何故かビートルズの「Paperback writer」を流しながら眺めていた中学時代が思い出される。パンフレットを顔に乗せたまま寝オチしたあのキラキラした自室は、今や僕の原風景の一つになっている。今風に言うと、「ハァハァ!TC-1タンのパンフhshs!」と言った感じ……今風?

Meiji St.

 中古で買うとカメラのキズは「なんだか残念」な欠点だが、ファーストオーナーならば、「あぁ、これはあのときのキズか」と、無駄に愛着が湧いたりもする。そのカメラの歴史を、自分が知っている、と言うのは幸運な事だ。
 とは言え、撮れる写真はファーストオーナーだろうと、それ以降だろうと、まったく変わらない。うっへり。

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2件のコメント »

  1. Taro said,

    2枚目の写真がたまりませんっっ!!
    プリントされたのが見たいです。あぁ…惚れ惚れ…

    • R_tungsten said,

      結構昔の写真ですねー。2年前かな。
      そういえばこのコマはプリントしてないや。……してみようかな。


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