6月 14, 2012

自家現像を始める話(1) メリットの話

Posted in scrible tagged , , , , , , @ 12:57 by R_tungsten

Snap at Yokohama #1

 以前から、モノクロの自家現像関連の記事をちらちら書いているのですが(自家現像をしてみた話続・自家現像をしてみた話無混合現像の話)、あまり実用的な事は書いてないので、これから始めようと思う人の為にちょろっと連載してみようかな、と思います。

 さて、まずは自家現像のメリットとかを纏めてみましょう。

 ・モノクロがすぐに見られる
 最近は余程大きなラボじゃない限り、モノクロ現像と言うのは外注になります。早くて中3日ぐらいでしょうか。ところが、家で自分でやれば当日中に確認することも可能です。現像に要する時間は水洗まででだいたい1時間弱、乾燥に2時間程度でしょうか。

 ・1本辺りの単価が安くなる
 モノクロは自家現像してしまうので、最早相場がよく分かりませんが、プリントなしのCD-Rデータ書き込みだと外注で1本辺り1000円前後なんでしょうか。自家現像の場合は、D-76(現像液)が1L用で500円、myfixer(定着液)が5L用で1000円ぐらいですから、35mm1本辺りだと、110円ぐらいかな。その他停止用の酢酸、乾燥時のドライウェル(共にほとんど微量しか使わない)を合わせてもジュース1本分ぐらいで現像出来ます。……但し別途初期費用はかかります。初期費用がどれぐらいかは次の記事で。

 ・ネガの質が良くなる
 始めた当初はきっとネガの質はダメダメでしょう(※経験談)。けどそのうち良くなってきます。外注では自動現像機による現像なので、高熱で高速処理してしまう事が大半でしょうが、手現像では低温(20℃)でそれなりの時間をかけるので、きっちりネガの性能を出し切ったものが出来上がります、たぶん。ついでに言えば、機械の中を通らないので傷は付きにくいです。

 と、主としてこんな感じのメリットがあります。他に、増減感やってもお金は同じだったり、現像のレシピを自分で適当に調節出来る、というメリットなんかも付随してきます。何より楽しいよ。
 逆にデメリットとしては、「自分の時間が取られる(※そりゃそうだ)」、「失敗しても文句が言えない」、「満足のいくネガが得られるまでにそれなりの熟練を要する」なんかがあるかも知れません。デメリットではないかも知れませんが、現像液を作ってしまうと2,3ヶ月のうちに使い切ってしまわないといけないので、どうしてもモノクロを撮らねばならぬ、と言う強迫観念には襲われるかもしれません(笑)。

his nest

 ところで、写真を作る、と言う一連の過程には、撮影、現像、プリント、と言う大きく分けて三段階があるわけですが、撮影だけに愛を注ぐのは真に写真を愛した事にならんのじゃーないか、と最近思うのです。ぶっちゃけると、私は1枚1枚を大切に「撮る」なんて気は毛頭ないのです。撮るだけであとは他人任せだなんて、「大切」の使い方がおかしいんではないか、と。全ての過程で考え抜いて、その結果全てに責任を持とうじゃないか、それが写真を愛するってことじゃないのかと、思います。と言うわけで、撮影に愛を注げるのならその後の過程にも愛を注ぎませんか?写真を愛しませんか?

 と、話が壮大になったところで次回に続く。不定期連載予定(笑)。

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